山形大学ナスカ研究所と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)の研究成果が国際学術雑誌「Journal of Archaeological Science」に掲載されました。論文のタイトルは、“Accelerating the discovery of new Nasca geoglyphs using deep learning”です。この論文は、2019年11月に発表した共同での実証実験の技術的な仕組みと、その後の現地調査を含む研究の成果をまとめたものです。ナスカ台地北部において実施した実証実験にもとづいて、具象的な地上絵の分布調査に利用したAIの深層学習技術の詳細を示しました。また深層学習技術によって、肉眼よりも約21倍速く地上絵の候補を特定できるようになりました。この論文ではAIで発見された地上絵4点(人型、脚、魚、鳥)を紹介していますが、そのうち1点(人型)は2019年に公開したものです。
坂井正人 (教授・人文社会科学部担当)
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