【本件のポイント】
●山形大学の大学院生である小泉佑輔氏と中野冴規氏が、国際会議「NanoRad2024」で Best Presentation Award, Nanophotonics を受賞しました。これらの賞は、発表内容や研究の質が高く評価された結果です。
●海外のトップレベルの研究者・学生と競り合いながら受賞したことで、日本のナノ科学分野での研究の質を国際的にアピールできたことは、国内外の研究協力や産業連携を進める大きな一歩です。
●学生にとって、自分の研究が国際的に認められることで、研究へのモチベーションや自信が大きく向上します。また、受賞は今後のキャリア形成においても重要な実績となります。世界各国の研究者との交流を通じて、幅広い視野を持つ機会を得られました。このような経験は、新しい発想や多角的な視点を育み、研究の質をさらに高める要因となります。
【概要】
山形大学 大学院 理工学研究科 機械システム工学専攻 江目研究室の小泉佑輔氏(修士一年)、中野冴規 氏(修士一年)が5th International Workshop on Nano-Micro Thermal Radiation (NanoRad2024)で国際賞 Best Presentation Award, Nanophotonicsをそれぞれ受賞しました。
2024年7月16日から19日まで、北海道札幌市の北海道大学フロンティア応用科学研究棟にて、第5回ナノ・マイクロ熱ふく射に関する国際ワークショップ (NanoRad2024) が開催されました。総参加者数112名(国内41名,海外71名)、発表論文数86件(Plenary 4件,Invited 15件, Oral 33件,Poster 34件)であり、参加国内訳は、中国28名、アメリカ14名、フランス9名、韓国7名、ドイツ5名、台湾4名、カナダ1名、シンガポール1名、スペイン1名、トルコ1名という、世界トップレベルの国際会議です。
NanoRadでは、De Gruyter社が発行する「Nanophotonics」(インパクトファクター: 7.9)がスポンサーとなる優秀学生ポスター賞が設けられています。発表の採点については、覆面で海外参加者が行い、それら評価を集計して3名の授賞者を決定されました。中国科学技術大学や韓国科学技術院(KAIST)など世界トップレベルの海外の学生に混ざって、本学の日本人学生が健闘したことは非常に喜ばしいニュースです。
・小泉 佑輔
題目:Experimental Evaluation of the Optical Absorption Performance of Pickering Emulsions with Plasmonic Nanoparticles
著者:Yusuke Koizumi, Shun Hirashima, Taisei Kimura, Mizuho Ono, Yoshimune Nonomura, Akito Masuhara, Hiroki Gonome
・中野 冴規
題目:Temperature Dependence of Electron-Phonon Coupling in Heterostructure Nanoparticles
著者:Saeki Nakano, Yuta Ito, Mizuho Ono, Kakeru Fujiwara, Tetsuro Katayama, Takao Oto, Takayuki Chiba, Hiroki Gonome
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